SPFとは、表面に強く作用し、シミや乾燥を引き起こすUV-Bを防ぐ時間的な目安のことを言います。

SPF1は約20分、SPF20の日焼け止めは約400分の紫外線をブロックできます。最高値はSPF50+です。

SPFの数値が高いと、肌に負担がかかりやすくなり、かぶれたり、赤くなったり、ムズムズしたりします。日常生活ではSPF20ぐらいで十分です。肌へのやさしさと紫外線ブロック力のバランスを考え、シーンに合わせて選びましょう。

PAとは

SPFと同じく日焼け止めによく記載されている表示にPAというものがあります。

PAはコラーゲンを変性させてシワやたるみの原因になるUV-Aを防ぐパワーの目安で、プラス(+)の数で強度を表します。日焼け止めを塗らない肌に比べ、+は2~4倍、++は4~8倍、+++は8~16倍、++++は16倍以上、UV-Aの防止効果を伸ばすことができます。

※UV-A(紫外線A波)は波長が長く、真皮にまで達して、コラーゲンやエラスチンを破壊し、シワやたるみの原因になります。雲や窓ガラスも通過し、年間を通じて注意が必要です。

※UV-B(紫外線B波)は波長が短く、表皮でメラニン色素をつくらせ、サンバーンを起こしシミの原因になります。リゾート紫外線とも呼ばれ、夏や冬のスポーツ時には注意が必要です。

※UV-Cと呼ばれる紫外線もありますが、これはオゾン層に阻まれて地上までは届きません。強い殺菌力があり、オゾン層が破壊されると、生体に対して影響が出ることが懸念されています。