リノレン酸には、α-リノレン酸とγ-リノレン酸があります。
このどちらがかけても、肌の調整機能を保つことはできないため、その不足が、アトピー性皮膚炎などの原因となっているのではないかとも言われています。
欧米や日本の最近の食生活の中では、特にα-リノレン酸は、よほど意識していないかぎり最も摂りにくく、体や皮膚のさまざまな不調の直接、関節の原因となっていると言われています。
α-リノレン酸は、亜麻仁油(ブラックシードオイル)、えごま油、しそ油、ローズヒップ油、ククイナッツ油、パンプキンシード油、くるみ油(ウォールナッツオイル)、キャノーラ油、馬油などに含まれています。また、γ-リノレン酸は月見草油に多く含まれています。
リノレン酸を含んだオイルは、体や肌の健康にとても大きな効果を持っていて、スキンケアにも食生活にも積極的に取り入れたいオイルなのですが、リノール酸よりもさらにデリケートで酸化しやすく、酸化すると一転して体に悪いものとなってしまいますし、皮膚刺激を起こすこともありますので、取り扱いには注意が必要となります。
リノレン酸を多く含んだオイルにも、ライトな保湿効果がありますが、肌につけたときの感触は、リノール酸主体のオイルよりも、さらに軽くのびのいいものとなります。乾燥肌の場合、保湿効果としては他のオイルで補う必要が出てくるかもしれません。