表皮を構成する細胞の90%以上を占めているのはケラチノサイト(角化細胞)とよばれる細胞です。

ケラチノサイトは、基底細胞から有棘細胞、顆粒細胞、角質細胞へと形、成分、働きを変化していく特殊な機能を持った細胞です。

基底層で生成された1個のケラチノサイトは、その次につくられた、より新しい細胞によって皮膚表面に向かい押し上げられていきます。

表皮細胞とはケラチノサイトのこと

各層を移動していくなかで、ケラチノサイトは次々と形を変え、最後にはケラチンからなる角質細胞となります。

そして、角質層にとどまったのち、角片としてはがれ落ちていきます。

一般に表皮細胞といえば、このケラチノサイトのことを指します。