体が冷えていると痩せにくくなる

「食べたいものを食べないで必死にダイエットをしても、なかなか体重が減らない。」という女性の話をよく耳にします。

あなたの周りににも、そういう悩みを抱えている人はいませんか?

なかなか体重が減らない原因に、体が冷えた状態のままダイエットをしていることが考えられます。体が冷えていると痩せにくくなるのです。

肥満の元凶はなんといっても体の脂肪ですが、体に脂肪がつくのは冷えから体を守るためです。体を冷やせば冷やすほど、お腹やお尻に脂肪が蓄積されるわけです。

ダイエットの一番の近道は、体を冷やさないように温活することです。

体が冷えていると代謝量が低下する

また、体が冷えているのは血流も悪い状態なので、代謝も下がり、太りやすくて痩せにくい体質になってしまいます。

体温が1度低下すると、新陳代謝は12~20%低下します。

体が冷えて体温が下がったときに、いつも通りの食事をしていると、体が消費するエネルギー以上に食べている可能性が高くなります。

つまり、体の冷えを改善しない限り、ダイエットどころか体重は増える一方です。

ダイエットの一番の近道は、体を冷やさないこと、まず、冷えた体を積極的に温める温活をすることです。

温活は自律神経のバランスも整えます

緊張した交感神経は、体を温めることで副交換神経を優位にすることができます。

自律神経には、どちらか一方が優位になると、もう一方の働きが抑えられるというやじろべえやシーソーのような関係があります。

副交換神経を優位にすることで、自動的に交換神経の緊張も取れていくわけです。

アンチエイジング効果もある温活

温活は交換神経の緊張を取ってくれて、副交感神経優位な状態にしてくれます。

副交換神経を優位にすると老化スピードが緩やかになりますので、体を温めることはアンチエイジングに役立つわけです。

自律神経の働きは年齢によって変化し、加齢とともに交感神経優位に傾いていきます。

そうした自律神経の変化が、年齢とともに血流や代謝力を低下させて、私たちの体にさまざまな老化現象をもたらすわけです。

歳を取ると平熱が下がってくるのも、そのためです。

【温活のまとめ】

「もう若くない」と感じる年齢になったら、体を冷やすのは特に禁物です。

また、血流が悪くては美しい肌も保てません。

だからこそ積極的に体を温め温活をして、副交換神経を優位にすることが必要です。

温活することによって、ダイエット効果が高まりますし、肌や髪などの見た目の老化や、老眼や関節痛など身体機能の老化スピードがゆるやかになります。

健康だけでなく、美しさのカギも体を温めることが握っているのです。

体を温めれば腸内細菌が増えて、腸内環境が整い、免疫力も高まり、病気になりにくくなりますので一石二鳥というわけです。