便秘は優先して対処するべき
現在の日本人の食生活は便秘の起こりやすいものになっていると言われています。
腸の長い日本人が、腐敗の早い肉食の多い食生活に変わってきたためです。
聞き慣れた言葉であり、多くの人にある症状なので軽視されがちです。
しかし便秘の発生毒素は、今話題の環境ホルモンや食品添加物のようなかわいい毒素ではありません。
小動物なら即死させるほどのものです。
肌に影響しているのが微量とは言え、日常的に肌を傷める力はかなりのものです。
肌にかける愛情や意識の高さは良く認められるところですが、もし便秘があるなら、こちらの対処の方がはるかに優先されます。
便秘・ストレスはニキビの原因？
便秘やストレスはニキビを作る大きな原因になっています。
毛穴を硬くして皮脂を詰まらせています。
便秘がニキビを作る原因となるのは、排泄物の腐敗で毒素が腸内に充満している時間が長くなり、微量の毒素が吸収されることから始まります。
肝臓での解毒、腎臓での排泄処理、しかし処理しきれなかった毒素（老廃物）が、もう一つの排泄器官である肌へ向かうことになります。
皮脂腺を通じて排泄されるのですが、途中毛穴を通じて排泄されるため、毛穴には大きなダメージとなるのです。
これが皮脂をつまらせるニキビの原因です。
また、毒素が皮脂腺を通じて排泄される際に、メラノサイト（色素形成細胞）を刺激します。
このことがシミの原因にもなります。
ストレスが腸の動きをにぶくすることは誰もが経験していることです。
結果発生する消化不良物も毒素の発生を更に大きくするものです。
便秘解消法
便秘は適切な努力で解決できます。
- 腹筋を鍛える。
- 水分を十分にとる。食事前15分ないし1時間以内に300～500ccの水が効果的。
- 便の量を増やす食生活の工夫。三度の食事。腐敗菌の好きな肉食を減らし、魚類豆類を増やす。穀物、野菜、海藻類がメインになるようにする。
- 排便の習慣とリズムを作り、守る。
- いろいろな乳酸菌を積極的に摂取し、腸内細菌の構成を改善。
