ソバカスは紫外線によってのみ誘発される
シミもソバカスもメラニン色素の異常な大量発生が続くことによってできている点は全く同じです。
違いは、シミが紫外線だけでなく様々な原因によってできるものであるのに対し、ソバカスは紫外線のみによって誘発される点です。
もう一つの相違点はソバカスが優性遺伝によるという点です。
シミとの識別は
・大きさが直径2~3ミリまでで褐色、色白肌に多い。
・幼児期からではじめ、思春期に最も目立つようになる。
・顔では目の下辺り頬骨付近に多発、肩や腕、背中に多発する。
・紫外線の多い夏に濃くなり、冬は目立たなくなる。
といった特徴により、自覚できるものです。
シミは努力次第でなくすことができますが、ソバカスは一度現れると濃くなったり薄くなったりするだけでなくすことはできません。
医師の処方で腐食剤やレーザー治療で一時的に消すことはできますが、紫外線によってすぐに顔を出してきます。
遺伝体質の現れなのです。
ソバカスをシミに変えないために
ソバカスとは仲良く付き合っていくのが最良の道です。
ソバカス美人という言葉があるようにソバカスを醜いと思う人はいません。
しかし付き合っていくと言っても放置するのではなく、いつもソバカスらしいソバカスであり続けるように、付き合っていくのです。
良くない放置はシミに変異していくことになります。
ソバカスがシミに変化した場合、以前より面積が広くなり、紫外線を避けていても薄くならなくなります。
シミ対策の努力次第で元のソバカス肌へ戻すことができます。
しかし一度シミになってしまうと元へ戻すのはとてもやっかいです。
・紫外線防止はシミ対策と同じようにしっかりすることが必要です。紫外線と親しくすることは肌の加齢とともにソバカスを確実にシミに変化させることになります。
・ビタミンCの摂取強化は肌の健康を作るだけでなく、ソバカスを薄くする効果があります。
適切な紫外線対策の下、夏に少し濃くなり、冬は薄くなるといった変化を毎年維持していきます。
このように変化している限り、ソバカスはチャーミングなソバカスであり続けています。
シミに変化させずに付き合っていきましょう。