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肌が黄ばみやすい日本人

三大栄養素のひとつ「糖質」。いわゆるスイーツなどの甘いものだけではなく、ごはんやパン、麺類やいも類も糖質を多く含む食品です。

糖質は体の大事なエネルギー源であり、健康のためにも肌にも積極的に摂りたい栄養素ですが取り過ぎもまたNG。肌を老化させる原因のひとつに「糖化」があります。糖化が進むと肌は黄ばみやすくなります。

甘いもの(糖質)や炭水化物などを食べると、血糖値が上昇します。人間にはホメオスタシス(恒常性)という一定に保つ機能が働き、この血糖値を下げるために膵臓から「インスリン」というホルモンが分泌され血糖値は平常時の状態に戻るのです。

長い間、穀物中心の食生活を送ってきた日本人は、少量のインスリンをゆっくり分泌してきたため、インスリンの分泌能力が白人の半分程度しかありません。そのうえ、現代の欧米型の食事はインスリンを大量に必要とするため、血糖値を下げるための負荷が大きく、糖尿病になりやすいのです。

糖化|肌老化の原因の一つ

血糖値の上昇は肌にも悪影響を及ぼします。それが、最近よく耳にするようになった「糖化」です。

糖化とは、体内の余分な等がタンパク質と結びつく反応のことで、食後の血糖値が150を超えると、AGEs(終末糖化産物)という強力な老化促進物質が作られ、タンパク質を焦がして肌を黄ばませます。糖化はコラーゲンを硬く変質させてしまうので、肌のハリや弾力が低下し、シワやたるみが目立つようになります。また、糖化生成物は褐色のため、糖化が進むと肌を黄色くくすませてしまいます。

お菓子ばかり食べている人や、ごはんやパン、うどん、パスタを頻繁に多く食べている人、甘口のワインやビールを多く飲む人、ジュースを頻繁に飲む人は、糖化が進んでいる可能性が大きいと思われます。
終末糖化産物は一度できてしまうと分解されず、体内に蓄積されてしまうので、予防が何より大切です。

血糖値をコントロールして糖化を防ごう

糖化を予防するには、血糖値をコントロールすることが大切です。そこで、食後、急激に血糖値を上げないようい、食べ合わせに注意しましょう。

たとでば、白米や精製された白いパン、うどんなど、精製された炭水化物は体内に入ると血糖値は急上昇しやすいので、野菜やきのこ類、海藻類、肉や魚、卵、納豆や漬物などの発酵食品といった、血糖値を上げにくい食品と一緒に摂って、血糖値の急上昇を防ぎましょう。